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マレーシア・シンガポール7日間(その5) マレー鉄道でシンガポール入り [旅行]

翌日は9時半にホテルを出発。いたってのんびりなスケジュールですが、我が家にとってはこれが最高のペースです。ゆっくり朝食をいただき、ゆったりと旅支度を整えます。

この日はこの旅のハイライト、マレー鉄道に乗ってシンガポール入りを目指します。マラッカから最寄のタンピンという駅から乗車し、シンガポールまでなんと4時間45分。自動車でも同じぐらいの時間のようです。

タンピンには出発からだいたい50分ぐらいで到着。マラッカの市街を抜けると、何もない熱帯のジャングルの中を行き、「果たしてこんなところに駅などあるのかなぁ」というところに駅はありました。駅の前には、イスラム寺院と仏教寺院が仲良く並んでいるだけでした・・・

しかし駅のホームは改良工事中で真新しくきれいです。ただ、駅舎は古く、トイレも汚い・・・待つ人たちの中には、日本人夫婦1組もいて、どうやらJTBか何か別のツアーでいらしたようです。やはり私たちのように、ガイドが手配したお弁当のようなものを持っています。想像するに、マレー鉄道の中でも食事は買えるのですが、おそらく日本人の口に合わないのでしょう。ツアーが違えど、日本人対応としてこの辺り一貫しているようです。そういえば、マラッカにはジャスコのスーパーがあったから、それなりになんとかなるのかもしれません。

その夫婦は普通席の車両が停まるところで列車を待っていましたが、私たちは一等車の車両が停まるところまで移動します。ガイドさんによると、JTBは2等車、JALパックは1等車、だそうです。

列車は幸い時刻通りに到着し、席に案内してもらうとマレーシアのガイドさんとはここでお別れ。列車は、ある程度は想像していたものの、とても古くて汚い。座席の布のカバーはところどころ破れているし、プラスチックの肘掛は、部分的に欠けていたり。トイレももちろん汚いです。窓は広いけど汚れていて、残念ながら景色はよく見えません。その景色も行けども行けどもヤシの木の森が延々と続くばかりで、あまり変化に富んでいません。まぁ、今思うとどうやって4時間45分を過ごしたのか謎ですけれど、もう乗ることもないと思うといい思い出です。また、ガイドさんが用意してくれたお弁当も意外とおいしく、しっかりいただいてしまいました。

ガイドさんによれば、マレーシアでは高速鉄道の建設はすでに決定していて、残念ながら日本の技術ではなく、中国とドイツの技術を導入するようです。そうなると、クアラルンプールとシンガポール間は、確か東京・大阪間ぐらいの感覚で行き来できるようになるそう。それが出来たらまた乗りに行きたいものですが、そうなるとこのマレー鉄道もこれが最後。そう思うと、貴重な経験をしたものです。

さて私たちの乗った列車は、若干のおくれで国境の町ジョホール・バルに到着です。十数年前に来たはずですが、まるでその時の雰囲気と違う感じ。駅のホームは真新しいようです。ここで、マレー側の担当官が乗車して、パスポートをチェックし、出国手続きを行います。一人一人行うため、じっーと待つしかありません。

しばらくして再度列車は出発。さすがに海峡を渡るときは感激でした! 十数年前は反対からバスで来たわけですからね。再び形を変えて訪れることができるというのは、幸せなことです。

シンガポール側の駅で下車し、入国手続き。カウンターはたくさん開いていて、きわめてスムーズ。何の支障もありませんでした。

ここでシンガポールのガイドさんと合流。今日は鉄道が順調に来たとのことで、ほとんどこういうことはないからラッキーだとのことでした。

来る前から予想したことですが、シンガポールに来るとかなりほっとします。戻ってきた~、とでもいう感じです。やっぱり発展の度合いも高いですし、去年の3月に来たばかりだから・・・

では最後のシンガポールはこの次に。
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